コラムCOLUMN

マニュアル・取扱説明書の制作ツールについて

  • マニュアル制作(DTP)
  • 2014.1.23

マニュアル・取扱説明書の制作ツール(アプリケーションソフト)について述べてみます。

代表的なソフトとして、下記の3点が挙げられます。
● Adobe InDesign(インデザイン)
● Adobe FrameMaker(フレームメーカー)
● Microsoft Word

<Adobe InDesign(インデザイン)>
イラスト・図版、表組みなども多用した、デザイン性に富んだページ制作を可能にする高機能な組版ソフトで、マニュアル・取扱説明書制作の代表的なツールです。イラスト作成ツールAdobe Illustrator(イラストレーター)や、画像加工ソフトAdobe Photoshop(フォトショップ)との融和性が高いのも利点です。

<Adobe FrameMaker(フレームメーカー)>
高度な組版機能を持つInDesign(インデザイン)に対して、FrameMaker(フレームメーカー)は、主に文字主体で、数千~数万ページにも及ぶような大量ページのマニュアル制作に適しています。レイアウトフォーマットを決めた構造化ドキュメントや、多言語展開のドキュメント処理に威力を発揮します。

<Microsoft Word>
プロ向け志向の強いAdobe(アドビ)社のツールに対し、Microsoft Office にも含まれているWordは、「お客様側でも修正・更新が可能」な点が最大の利点と言えます。弊社のお客様でも「社内でも編集・更新するので、Wordで」と、Wordを指定なさるお客様も多くいらっしゃいます。留意しなければならないのは、Wordで作成した場合、あまり容量が大きくなると、動作が不安定になる場合があり、容量の大きな画像を多用したマニュアルや、大量ページのドキュメント作成には不向きです。

以上が、マニュアル・取扱説明書を作成する際の代表的な制作ツールですが、いずれも、翻訳支援ツール、TRADOS(トラドス)に対応しており、多言語マニュアル展開に向いている事も、弊社が上記の3種のツールをお薦めする大きな理由のひとつです。