コラムCOLUMN

電子データでのマニュアル・取扱説明書の種類について

  • マニュアル制作(全般・企画)
  • 2014.1.22

電子データでのマニュアル・取扱説明書の種類について述べてみます。

下記の3種類が一般的と言っていいと思います。

● PDF
● HTML
● Flash

<PDF>
PDFファイルは、標準的なマニュアル・取扱説明書の作成ツールであるAdobe InDesignやMicrosoft Wordから作成する事ができる為、もっとも普及しているマニュアル・取扱説明書の電子データのファイル形式です。現在では多くのPCにAdobe Acrobat Readerがインストールされており、ユーザーも簡単に閲覧する事ができます(インストールされていない場合でも、Adobe社のWebサイトから無償でダウンロードできます)。
PDFファイルでは、「しおり」、「リンク」などの便利な機能が設定できます。
また、制作時に使用したフォントを埋め込む事により、ユーザーのPCのフォント環境に依存して表示レイアウトや印刷時にレイアウトが崩れたりする事を防ぐ事ができます。

<HTML>
マニュアル・取扱説明書の電子データ化の際に、特に「ヘルプ」形式にする場合などは、インターネット・ブラウザで表示できるHTMLファイルにするのも一般的です。
また、ヘルプ形式のマニュアルには、Microsoft社が独自に開発したWinHelpというフォーマットもあります。

<Flash>
Flashは、音声、動画、アニメーションなどを使用したインタラクティブな操作説明コンテンツ提供を可能にするフォーマットです。
Flashを採用する際に留意しなければならないのは、Apple社のiPadやiPhoneではFlashのコンテンツに対応しておらず、ユーザーがiPadやiPhoneを表示デバイスとして使用する場合も考えられるケースでは、慎重に導入を検討すべきです。Flashの代替として、HTML5.0なども提唱されていますが、今ひとつ普及していない印象も受けます。